牝奴隷 〜犯された放課後〜
Atelier KAGUYA 2005/9/30
シナリオ:神無月ニトロ/もみあげルパンR/近江達裕/速水漣 原画:M&M

主人公の姉・高宮紗月の歪んだ愛の世界が描かれたストーリー…?

主人公の姉・高宮紗月から3人の女性を性の奴隷にするように言われ、それを実行していくという内容です。よって、前半はヒロインを墜とすための部分が描写され、後半はそのヒロインを調教していく様を描いただけの内容です。シナリオ的には、やや説得性に欠ける部分が多々ありますが、どの道エロがメインのゲームです。シナリオ自体はテンポよく進みますが、エロシーンの描写はある程度の長さがあります。


立ち絵は、表情は変わりますが、ポーズの変化は乏しい感じです。絵は全体的に美麗で、立ち絵も1枚絵と変わらないクオリティを保っています。1枚絵は、塗り、デッサン共に素晴らしい出来です。

文字が小さく、フルスクリーンじゃないと読み難い感じがします。しかし、テキスト送りはかなり快適にプレイできました。

ボイスは、ヒロイン全員と脇役の一部という仕様で、脇役の一部というのがやや中途半端な印象です。ボイスはキャラに合っていて違和感はありません。BGMは作風に合っているという印象です。


プレイした印象は、普通〜地雷の中間辺りでしょうか。
こういった「追い込む」…というシナリオを前提として始まってる割には、ヒロインの墜ちる理由が希薄な印象です。凌辱・調教でもあまり緊迫感というものが感じられません。鬼畜性のある凌辱シーンもありますが……決定力に欠けるという感じの仕上がりです。
シナリオ自体は、神崎明日香ルートでやや練られている…という感じはありますが、森野みなとや長谷部留美のルートは墜ちるのが早く、長さも短い感じを受けます。高宮紗月ルートは、もう少し変質的に歪んだ物語を期待したのですが……平均レベルといったところでしょうか。設定的にもう少し良いものが作れそうな感じですが。
エロメインということで、そういった部分に期待する人向けの内容です。絵も綺麗ですし、エロシーンの数、長さも申し分ないかと思います。エロシーンのシチュエーションもそれなりに多種多様(輪姦多数、獣姦アリ)。


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