青空の見える丘 | |
feng | 2006/4/21 |
シナリオ:サイトウケンジ | 原画:涼香/和泉つばす/澤野明 |
オーソドックスな学園系AVGという内容 序盤から終盤にかけては、 |
絵は、標準レベルという印象です。 システム面はさほどストレスを感じません。 BGMは、半分以上の曲で音質がチープに感じます。 |
プレイした印象は、かなりイマイチな出来でした。 ゲームは単純に純愛系の予定調和なエンデュングが好きな人には向いている内容だと思います。 |
2006/04/24 |
「青空の見える丘」を始めました。 チープ感の拭えない作品です。 BGMの音質がイマイチな感じ。決定的に悪くは無いですが、最近のモノの中では一番チープな印象を受けます。 ボイスは一部のキャラで合っている気がしません。特に藤宮翠。声優がダレだとかは気にしませんが、素直に素人っぽいという印象を受けます。 会話は不毛な内容が続いていて、読む気が失せます。 更に、キャラ選択が強引。 第一話で、寝起きの後速攻キャラ選択で学校の場面へ。 全てのキャラを選択すると何事も無かったように、朝の出来事が語られる… オイオイ…これはアカンやろーー シナリオの流れを読んでくれよーーーーーーーライターってアホ? いや…マテw 前回の作品よりかは少し進歩したか??(笑 まぁ、あの「魔法少女Twinkle」に比べれば何を作っても進歩してると思うかもしれんが…… |
「青空の見える丘」 ドタバタ系…とは違いますが、快活で明るい会話を楽しむ…という感じ。内容は不毛で面白味の欠片もありません。これは前半〜中盤〜後半の始めくらいまでこの調子になります とりあえず、ヒロインルートに乗るまでかなりの苦痛を強いられます。 速水伊織ルート総括 一応、起承転結らしきものは存在する 11話でヒロインの方から告白。そして主人公は受け入れる。即エロシーン。 12話の終わりで、西村春菜の妹が事故に遭う。寂しい西村春菜は主人公といたい。そして、主人公と一緒にいたいと言う。それを聞いていた速水伊織は身を引く……というものだが…… 展開がかなり強引に思う。 正直、この程度の内容で、速水伊織は身を引くと思い至る動機が薄いように感じた。また、”転”の演出をするために西村春菜を引き合いに出すのはどうだろうか?何処と無く、速水伊織と結ばれたものの、”転”を演出するために西村春菜のことばかりが描写されている。 また、その後の展開も意味不明。速水伊織は。そのことが気になってテニスの試合も散々。そこに主人公が駆けつけて本来の力を取り戻す。そして主人公と縁りを戻す……というのだが、予定調和過ぎるというか……心理的な描写がないので淡々と状況だけが描写されて終わってしまった。そういうことで、ヒロインの心理的な推移が理解できない。 つーか、面白いと思えるような要素が見当たらない。 もう少し、説得力ある動機付けと説明をしてください BGMがそれっぽい雰囲気を醸し出しているだけ。 エロシーンは3回でラスト周辺に集中。処女。 こんなもんか…… 思うんだけど、OHPのストーリー紹介って、実際の内容と違っていると思うのだが…… 三角関係? これはちゃうやろーーーーーーw |
2006/04/25 「青空の見える丘」 |
〜〜西村春菜ルートネタバレ総括〜〜 第十話、西村春菜が主人公の元から逃げ出すが、急なことなので、かなり意味不明な展開。 第十一話、そして……ヒロインの勝手な思い込みで三角関係(?)に。これを三角関係に見えるかどうかは疑問だが、結果としては三角関係…らしい…… 心理的な描写は無く、何が起こっているのかの状況的な部分が読み取れません。 結果…だけが描写されて、そこに至る経緯の説明がありません。また、そういった状況に陥るイベントがどこにあるのかも見当たりません。前半からの登場人物の関係から見て、どう考えてもオカシイ展開です。 その後、逃げ出した西村春菜を見つけますが、これがご都合主義の塊のような展開。 都合が良すぎて呆れてしまいます。 ありとあらゆる部分の描写が欠落しています。 1、主人公が西村春菜を部屋に連れ込む 2、主人公、なぜか躊躇する 3、ヒロイン逃げ出す 4、これは速水伊織のことが忘れられないから当然だ…というような説明が勝手につけられる 5、逃げ出したヒロインを都合よく公園で発見 6、発見されて理由も無く関係修復。 というまさしくイベントがプロットされただけの展開で、これで納得しろ…というのが間違っています。 第十二話、ラストで主人公が刺されますけど、これも突発イベント。 最終話、まさしく絵に描いたような予定調和エンディング。一応、感動系…っぽいけど、元のイベントが突発過ぎるし、理由付けも説得力も無い。 主人公は、ラストの展開ためだけに刺されてしまった…という感じ。刺されるに至る経緯の描写が全くありません。 正直、かなり面白くない内容でした。 起承転結はありますが、イベントの発端となる理由付けがされていません。イベントが単にプロットされただけで、淡々と描写されます そもそも、速水伊織との関係が淡白で、さほど深い仲…という関係にはなっていないので、西村春菜が嫉妬(?)するのが理解できません。また、そういう状態になったのは当然と思った主人公にもかなりの疑問が残りました。 私だったら、主人公と速水伊織、主人公と西村春菜という関係を描写して、ラストに速水伊織が主人公を刺す…という展開にすれば面白いと思うんだけどね…… この方がドロドロとした三角関係になるし |
2006/04/26 「青空の見える丘」 |
〜〜西村小夏ルートネタバレ総括〜〜 展開に起伏が無い。 お互いが好き合っているという動機と説明がない。 好き…と告白して、そのままエロシーン突入。 その後、起伏の無いダラダラした展開。 そしていつの間にか西村小夏が交通事故に遭って、意識不明。 かなりの突発イベントで戸惑う その後は、絵に描いたような予定調和エンディング。 西村小夏が交通事故に遭うところを”転”とするならば、起承転結はあるが……描写不良と突発的なイベントのおかげで最初から最後まで起伏の無い展開に見えてしまう。 つーか、西村小夏が交通事故に遭っても、描写は相変わらず淡々としているし、主人公も大して交通事故に執着している気配が無い。 意識不明になっても単にそれだけ。 なんかこう……将来の見えてこない絶望的な心理描写を描いてくれないと、面白味も何もない。 淡々と描かれてハイお終い…と。 これで感動しろと?? それはムリ。 なんか、ロリで処女だった…というエロシーンしか印象に残らないが……!? |
〜〜諏訪ののかルート総括〜〜 起承転結は…あるようなないような…… このルートで特に目立つのは、合理的な説明がされているようで、全然合理性は無く、単にライターの考え方をダラダラ述べられていてつまらない。 何を言いたいのかも不明な箇所がチラホラ。 諏訪ののかの主張では、容姿があれば、それに惹かれて中身は見えない…とあるのだが、それが実質のシナリオの内容に伴っていません。そのために何を言いたかったのか不明…… 諏訪ののかの主張だと、容姿の綺麗なののかは、自分の内面を評価する人間なんて日本人にはいない…と言っているようなものです。じゃぁ主人公はどうなんだ??ってなりますが…? 否定しておいて受け入れるんだから、意味ないやん。 そもそも、主人公がののかを好きだという理屈付けは全く無い。勿論、ののかもないけど。 次、ののかが主人公の前から消える 隠された真実…と煽ってくるけど、ののかの隠された真実って…期待を持たせておいて、全然大したことがない。隠す必要もないし、主人公の前から消える必要も無い。 ライターの都合の良い設定と展開だけが残っていて面白みも何もない。 つまらねぇぇぇぇーーーーーーー |
〜〜藤宮翠ルートネタバレ総括〜〜 死んでしまった姉・藤宮聖を通して死について考察されている 展開の仕方が強引。 ラストのエンディングに向かっていくために、ライターの一方的な考え方を押し付けられて淡々と語られていくだけ。 第十話で、呪いの話から始まり、そして藤宮翠の姉が死んだことが語られる しかし、肝心のところで具体的な表現がなく、抽象的な表現になってしまう。 もう少し、ネタの部分を熟考して欲しい。 結果に結びつけるのが難しいので具体的な表現を避けたのが明白。 結局、藤宮翠の自己解決的な展開で終了してしまうのだが、根本的にライターが何を言いたいのか不明。どの道、このイベントはラストの部分に繋げる布石となるために置かれているのだが、突発的に起こるイベントでシナリオの流れから見ると不自然極まりない。 第十一話、幽霊の藤宮聖が藤宮翠に憑依する。ここで、藤宮翠が姉の未練について語られていき、最終話に繋がる。最終的には第十話の呪いの話と姉の死で、死についての話が語られていくだけなのだが、一見”死”という重い命題を掲げているようで面白そうには見えるが、実際はライターの一方的な考えを押し付けられているだけで面白くない。 で、ライターの自己満足なシナリオが単に展開していただけでした。シナリオに起伏は無く、起承転結も感じられない。 |
「青空の見える丘」終了しました。 三角関係とかOHPに書かれていましたが、全くのガセです。 まぁ、一応速水伊織や西村春菜のルートは三角関係っぽくも感じますが、ラストで強引に三角関係になっているので、これは納得できない展開です。というのも、それまでのシナリオの流れを完全に無視しています。 これで、三角関係だ……と言われてもなぁ…… それに他のルートは三角関係なんてこれっぽちもないし。 全体的に拙い出来という印象です。 シナリオは結果だけが与えられており、そこに至る過程が無視されています。というか、ライター自身そういったものを全く考慮していない気がします。 結果だけを見ればそこそこは面白い内容に見えますけど、やはりそのラストに向かうシナリオの展開が肝心であって、その部分が疎かになっているこの作品の評価は……私には高評価することは出来ません。 |