ルナそら | |
light | 2006/08/04 |
ディレクター:上野研太郎 | プロデューサー:服部道知 |
シナリオ:佐野心音/上野研太郎 | 原画:AKINOKO./水上ろんど(SD原画) |
2体のアンドロイドとのHを描いたエロ重視AVG。 ロボット工学の博士である主人公の父親。 その父親が作った2体のアンドロイド(ルナ、そら)を1週間のモニタリングをすることに。 しかし、新妻ロボットであるアンドロイドには、 その目的のためにHをしなければ処分されてしまう運命を知る…… という流れです。 その後は、マップ上の目的のキャラを選択してゲームは進行します。 内容的には、ほとんどがアンドロイドであるルナとそらのHシーンが主軸になっていきます。 それ以外は、日常パートになります。 ややドタバタっぽい雰囲気で、明るく賑やかな感じの会話を楽しんでいく内容になっています。 会話は、幼馴染の藤間結羽、父親の助手であるサラとアス… といった大人数での会話がメインになります 共通パートが80%以上を占めます。 ルートはルナやそら以外にも用意されてはいますが、 扱い的にはほとんどオマケの位置付けです。 シナリオは序盤の流れの通り、ルナとそらのモニター…ということから、 ほとんどがルナとそらの話に偏っています。 エンディングはメインルートのラストで機能する場合もありますが、 最後の部分だけでしかありませんので、 単純にエロ重視作品と見なした方が無難でしょう。 エロは、前半から適度に発生していきます。 しかし、オマケの位置付けであるヒロイン(藤間結羽、サラ)は、ラストしかありません。 ルナとそらのルートであれば、1ルートを通してプレイすれば10シーンぐらいだと思います。 描写的には淡白にはなり過ぎず、長くはなり過ぎず…と普通のレベル。 回数が多いので数をこなすだけのエロ重視作品と言えるでしょう。 |
絵は…上手いと思うかどうかは人それぞれのレベル…でしょうか? 個人的には顔のパーツの配置がやや不自然な絵もあったりするように思います。 同一アングルだと似たようなキャラの顔だと判別が付くのですが、 アングル位置が変わると時々別人に見えます。 また、塗りは美麗のレベルでしょうが、 絵によって配色の仕方が弱冠違うような気もします。 1枚絵は、エロ絵が中心です。 1枚絵のイベントCGは皆無に等しい枚数です。 しかし、カットインでデフォルメキャラのCGがよく挿入されています。 賑やかな雰囲気には合っている画風だと思います。 立ち絵は、3パターンぐらいで、変化は普通のレベルでしょう。 システム面は、エフェクトは切れるのですが、場面の移り変わり時にストレスを感じます。 テキスト送り自体は快適で、文字も見易いです。 ボイスは主人公以外のフルボイスという仕様。 BGMは作風に合っているという印象。 |
プレイした印象は、 ダラダラとエロシーンが繰り広げられるだけの退屈な内容でした。 エロ重視作品としては正解なのでしょうが、 内容が皆無に等しいです。 日常パートは大した面白さはなく、 ドタバタっぽい雰囲気はあるものの単に騒がしいだけ…で終わります。 制作者の”笑いを取ろう”という努力は認めますが、 それが空回りしているという感じです。 ただ、大人数での賑やかな会話が多いので、 そういった日常的な部分が好きな人には向いている内容かもしれません。 個人的には、 単なる日常を描いた作品にしか思えなく、 さらにシナリオ上、重要とも思えない会話がダラダラと続く上、 テキストを読むこと自体がダレます。 無駄な会話、どうでもいいような会話と、テキストを読む意義が感じ取られません。 更にHシーンは、似たようなシーンが続く…というのは否めなく、 Hシーンもダラダラとテキストを読む作業で終了してしまいます。 ただ、回数的には多いですし、 恋愛感情はなくとも和姦エロシーンのエロ重視作品を望む人には向いている内容かもしれません。 シナリオは、ルナとそらのルートの一部のラストの部分だけで機能する場合もありますが、 ネタ的にアンドロイドを題材にした内容としては一般的なシナリオの展開と言えるでしょう。 この場合は、一応起承転結を感じさせる内容にはなっています。 しかし、それ以外のルートでは、 シナリオの起伏もなく、起承転結もなく、 ひたすらヒロインとの予定調和な展開だけで終結します。 プレイ後の印象はほとんど何も残らない…という感じです。 まぁ、従順なアンドロイドとのHシーン、 更には回数が多い…という部分がキーポイントなのでしょう。 |