少女狩り | |
LiLiM生 | 2006/05/12 |
シナリオ:admin./彩湖ミナモ/real | 原画:あんこ工房 |
凌辱系のエロ重視AVG。 主人公の精神的に倒錯した世界を描いた物語です。 最愛の理想的な妹。 その妹が死んでしまった。 失意の底の中の精神状態でいると、いつの間にか妹の通っていた学園に来てしまう。 そこで、妹の友達の会話を偶然聞いてしまい、 妹の死が妹の友達にあると決め込んでしまい、 主人公による一方的な妹の友達に対する復讐劇が始まる…… という流れです。 ゲームの流れは、 凌辱する相手を選び、 次に相手を呼び出す方法(場所に関係)、 そして、相手をどうするのか(エロ)、 になります。 これが1つのセグメントとなり その後は凌辱されたヒロインの視点でストーリーが回想されていきます。 このヒロイン視点のストーリーの描写が主人公視点のストーリーとの見解と大きく食い違っており、 これがこの作品のシナリオの核となっているネタに繋がっている… という仕組みです。 エンディングは、 主人公の狂気に走った行為や、妹の存在、そして凌辱されたヒロイン、 等を全てひっくるめたようなカタチで終結します。 エロは、作品全体に渡って満遍なく配置されています。 また、凌辱することが目的のため、エロを回避するのは不可能です シチュエーションは脅してレイプする…ということに終始一貫しており、 同じような描写が続くためにややマンネリ化したような状態に感じます。 |
絵は、クセのある絵で、好みが分かれるかと思います。 構図的に優れているわけでもなく、 キャラの身体つきのバランスもややビミョウな感じで、 特徴と言えば、1枚絵のエロCGが多い…ということだけでしょうか…? 立ち絵は、2パターンあるような気がするのですが、 ほとんど変化しないために同じような絵を見続けている感じがあります。 システム的には不満はありません。 ボイスは、女性のみ…という仕様です。 BGMは当たり障りのない音。 |
プレイした印象は、 イマイチな内容でした。 凌辱行為に至る動機が非常にチープです。 これは、シナリオの核となる部分に関連しており、 しょうがないと言えば、しょうがないのかもしれません。 しかし、最愛の妹を失った代償として、 凌辱行為を正当化しようとする主人公の考え方自体についていけません。 確かに、狂った思考能力で、判断すらままならない主人公…… という描写をワザと描いた……と言えば、聞こえは良いのですけど、 ネタの部分がわかっていない初回プレイ時においては、 明らかに狂った思考の主人公がキチガイじみていて滑稽に映ります。 また、ネタの部分がわかったとしても、 大した面白さがなく、狂った主人公の思考パターンからしても妥当なシナリオの展開… というカタチだけで終結してしまう印象です。 個別のエンディングはどれも似たり寄ったりの展開です。 真のエンディングは、興醒めしてしまう内容でした。 エロは、似たり寄ったり、マンネリ化という部分で、数をこなしているだけで終わります。 |