はぴくり −HAPPY CHRISTMAS−
RondoBell 2006/1/27
企画・原案・製作総指揮・監督・演出:いづみはるえ
シナリオ:湊甚七 原画:ひ〜ろ☆/いづみはるえ

3週間、4人のヒロインに音楽を指導することになった主人公…という話?

物凄い展開が速く、早過ぎて何が描写されているのか把握できません。中身が薄くて何を目的としたゲームなのか理解できませんでした。どうやら、上記の話の内容のハズなんですが、あまり関係ないような気がします。
主人公の心理描写がなく、ひたすらヒロインとの会話(のようなもの?)が繰り広げられるだけの内容でした。
展開が物凄く強引で、なぜエロシーンに発展するのかがわかりません。そこに至るでの説明・過程が描写されていません。
エンディングも…私には理解できないです。一応、ハッピーエンドなんですけど、順序立てたものが一切ありませんでした。
中盤以降は、エロシーンしかないような気がします。シナリオイベントはあるっぽいのですが…イベントらしきもの…で終わります。


立ち絵は塗りが手抜きに見えます。キャラもあまり魅力を感じません。顔のパーツの配置が1枚絵、立ち絵ともに悪く見えます。立ち絵は1〜2パターンのポーズであとは表情違いです。しかし、あまり変化が感じられません。また、絵自体に魅力を感じない絵でした。あとは、背景が雑です。特に1枚絵の背景が……。

画像効果は最速にしても、切れていません。メッセージウィンドウの透過度が変更できず、文字が読み難いです。しかし、フォントの大きさは手ごろなのでウィンドウモードでも十分読めます。

BGMは当たり障りのない音です。
ボイスは主人公以外のフルボイス。


プレイした印象は、地雷ゲ。
全体的にチープというか…稚拙な出来というか…
まず、シナリオですが、起承転結を語る以前に中身が薄いです。展開に起伏があるように思えません。テンポよく進みますが、テンポ以前に描写不良が明白です。シナリオの目的は序盤で明らかになりますが、それが結果に伴っていないと思います。そこに至る過程がありません。また、ヒロインと結ばれるのも強引で、私にはヒロインと結ばれる根拠が見出せませんでした。
そのため、何を目的としたものなのかが理解できません。
印象としては、プレイ時間が短いということで、早くスッキリコンプしたい人向けのような気がします。

そもそもハッピークリスマス…って…クリスマスがあまり関係ない気がします。
日付がクリスマスであって、クリスマスでなくても成り立ちますね……


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