かんちち☆すい〜と 〜陥没乳首の診療日誌〜 | |
West Vision | 2006/06/23 |
企画・ディレクター:ちゃた | |
シナリオ:紺野かほる | 原画:ほたかたまごろー |
ヒロインのオナニーシーンを見て楽しむ…というエロ重視のAVG。 医者の息子である主人公。 その医院はNET診療をやっていた。 しかし、両親が旅行でしばらくの間、いないという。 序盤、主人公は学園の美少女・仁科朝美と付き合うことになります。 そして、自宅でのNET診療を事の流れで主人公が間違って受け持ってしまう… という展開になり、 その相手が主人公と付き合うことになった彼女・仁科朝美。 彼女の悩みは陥没乳首であり、 主人公は為すがままに自分の正体を隠したままNET診療をすることに… という流れです。 この後、 学園での仁科朝美、あるいは学園の教師・柏野真知子… との日常的な会話を中心にしたパートと、 自宅でのNET診療のパートを二分した形で進行します。 学園での日常パートは、 その日のNET診療のオナニーするための元ネタになっている…という展開です。 自宅でのNET診療は、 ヒロインのオナニーを観察しながらも、言葉責めをする… というのが主になります。 ヒロインのオナニーも、日が経つにつれて段々とエスカレートしていきます。 こういった展開がエンディング間近まで続き、 そこからエンディングのパートに展開していきます。 そのため、エロ重視…という作品ですが、 カラミがラストにしかなく、 主としてはヒロインのオナニーシーンを見る…というのがメインです。 ヒロインのオナニーシーンを正体を隠しながらも観察し、言葉責めをする… というインモラルな世界を堪能する内容と言えるでしょう。 最終的には、ヒロインとのHシーンも用意されています。 長さ的には結構長いのですが、 3〜4シーンを繋げただけ…という感じも受けます。 |
絵は、弱冠チープな感じの塗りです。 立ち絵はドットのモアレがあり、800×600という領域にするほどの緻密さがありません。 立ち絵のバリエーションは、2ポーズの表情違いであり、 変化は普通にする…という感じです。 1枚絵はエロ絵が当然中心となっています。枚数的には結構多い感じです。 絵自体は、巨乳を強調した感じの絵柄であり、 下半身を大きく描いて、顔を小さく描いている傾向があります。 見方によっては、ややバランスの悪い身体つきに見えます。 構図的にエロい…というものはあまり感じませんでした。 システム面は、画像エフェクトが切れないのがストレスを感じます。 また、メニュー画面で、右クリックが効かないのもストレスです。 文字フォントは大きいので何とかテキストは読めますが、 メッセージウィンドウの透過度が変更できず、デフォルトの状態では透過し過ぎ…という印象を受けました。 ボイスは、主人公以外のフルボイス仕様です。 BGMは当たり障りのない音。 |
プレイした印象は、 普通の出来という感じです。 前半から後半にかけて、ヒロインのオナニーシーンばかり見る仕様になっていますが、 「覗き」というシチュエーションを堂々と見る視点位置を描いた…… という設定にしたのがこの作品の特徴かもしれません。 また、日常的な部分から、それを元にして言葉責めをする…というのも上手く描写していると思います。 そういう意味で、プレイヤーにある種の背徳感・インモラルな世界を感じさせる内容になっていると感じました。 オナニーシーンは、最初は大したことがありませんが、 徐々にエスカレートしていく様を見ていると、それなりに興奮はしていきます。 ただ、いくらなんでもシチュエーション的にリアリズムに乏しいとは感じますが、 そういった部分を気にしない人であれば問題はないでしょう。 ただ、ゲームの日数とオナニーシーンのバリエーション数が噛み合っておらず、 オナニーシーンは、徐々に変化しているだけなので、 前半辺りはマンネリ化したシーンをずっと見させられる…という感じです。 日常パートは、その日の診療に影響を与えています。 しかし、その日常パートがやや退屈です。 展開はテンポよく進行するので、さほど気になるようなことでもないのですが全体的に退屈に感じます。 内容的に日常パートが必要なシナリオ進行であるため、 こういった部分でもう少し努力をして欲しい気がします。 シナリオ的な部分は皆無ですし、 恋愛的な描写も皆無です。 最終的には仁科朝美であれば強い繋がりという感じで終結はしますが、 話の本題が、エロを中心にしたモノであるので、 恋愛的なモノを期待する人には向きません。 純愛系のエロ重視作品であるのに、不道徳感を思わせる変わったシチュエーションを望む方にはツボかと。 |