城野家に反抗できない三ノ宮家。そうして由加里は城野家のメイドとして……という内容。
Florariaから派生したパラレルワールドってところでしょうか……

ゲーム内容は、単純明快です。三ノ宮由加里が視点となり城野兄妹と…というだけの話の内容です。
エロシーン重視の作風で、シナリオ設定は結構どうでもよいような感じで進みます。
城野兄妹とは、由加里がメイドになった直後からすぐにエロシーンが始まります。由加里が城野家のメイドとして……ということですが、館モノ/メイド系のシナリオ展開とは全く違い、明快な作風に鬼畜性はなく、またHシーンも無理矢理というものは皆無で、由加里は拒否するものの一応…合意…っぽい
全体的に内容は希薄で、シナリオに起伏もなく、起承転結もない。

絵は、昔のまさはるさんの絵に比べて魅力を感じなくなりました。絵のタッチが全く違っています。キャラクターに全く魅力を感じません。昔より、顔のパーツの配置バランスが悪いように見えます。また、斜めからのアングルはマシですが正面アングルは…ちょっと……という感じに見えました。
立ち絵ポーズは２パターンで、あとは表情違い。立ち絵は頻繁に変化するものの、あまり大きな変化には見えません。尚、サブキャラのデッサンは手抜きに見えました。
１枚絵は、１回表示されると固定されますが、そこにカットされたCGが上から表示されていく…という形式で、これは良い感じです。アングル的にもエロイと認識できます。

システム面は、設定変更項目が多いのは良い感じです。しかし、画像エフェクトを切っても、弱冠画像描写にストレスを感じます。テキスト送りは、さほど問題は感じませんでした

ボイスは、ボイスのあるキャラとないキャラがいますが、傾向がありません。三ノ宮由加里視点ですが、城野一輝にボイスはなく、なぜか男性サブキャラにボイスがあります。また、ボイスはキャラに合っていないと思うキャラも混じっています。サブキャラはほとんど素人っぽく聞こえます
BGMは当たり障りの無い音。

プレイした印象は……作品を純粋に評価するなら地雷ゲ。
しかし、ファンディスクということ。そして値段が安いことを考えると…値段相応（？）と思う人もいるかも…です。
シナリオは皆無で、エロシーン以外は実のない会話が繰り広げられる。
順序だてたものが一切無く、一方的に見えます。イベントはエロシーンに繋げるだけの目的に使われ、単なるシチュエーション的な展開に向かうだけ。
ファンディスクということで、あまり内容的なことを気にしてはいけないのかもしれませんが、それでも価格に見合った内容かどうかは疑問です。勿論、エロ重視と見れば価格相応なのかもしれませんが、それでは単なるCG集だと思うのは私だけでしょうか？
城野双葉がふたなりというのもなぁ……純粋に女にしてレズってくれる方が良いように思いますが。城野兄妹ではなくて兄弟にして輪姦する方が良いように思いますが…まぁ、XUSEはこれが面白いと思ったのでしょう。

あぁーーーー詩乃先生は良かったのに。詩乃先生は。
XUSE作品、クオリティは明らかに下降線を辿る一方……