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Athlon64、ロースペックマシンの実力/1

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このスペックを組んだのは、2005年9月半ばです。



スペック

CPUAMDAthlon64 3000+Winchesterコア、1.8GHz(200MHz×9)
マザーGIGA BYTEGA-K8NMF-9nForce4-4x、Socket939、MicroATX、PCI-express(x16)×1
GPUGIGA BYTEGV-NX62TC256D8GeForce6200 TC(NV44)、VRAM128+128MB、ファンレス仕様
メモリノーブランドDDR SDRAM PC2700512MB×2
ドライブNECND-3540A
HDDIBMIC35L120AVV207-0ATA100、120GB、7200rpm、2MBキャッシュ


モニタはメインマシンと共用です。
使用しているモニタはIIYAMAのHM703Uで、D-sub15ピンの入力が2つ付いています。
通常操作は、Ultra VNCサーバを立てて遠隔操作しています。

見ての通り、PCケースというような気の利いたものは存在しません。常にオープン状態のマシンです。
電源はENERMAXの420W電源で、スイッチ関連は900円で売っている動作検証用のスイッチを使っています。マザーボードを固定しているのは、ホームセンターで普通に売っている板に貼り付けているだけ…という仕様です。

CPUファンは、GIGA BYTEのAthlon64用のファンに交換していますが、ほとんど過熱している気配は感じられません。それより、nForce4のサウスチップのヒートシンクの方が明らかに過熱しています。

当時は、オンボードグラフィックを搭載したマザーを探していましたが、nVIDIAのシリーズではnForce2-Gシリーズしかなかったためにこういった構成にしました。
そのため、GPUはファンレスのものを…ということでの選択です。サブマシンということからさほどグラフィック描写に凝る必要もない…というのが考慮されています。
PCI-Expressですが、GPU自体はGeForceの6000番代では一番下のスペックです。

マザーボードは、nForce4-4xチップセットで、これはnForce4SLIやnForce4Ultraの廉価版です。しかし、nForce4SLIより後発になるため、内部転送速度はnForce4Ultra同様nForce4SLIよりも速くなります。
Socket939のため、デュアルチャンネルメモリに対応します。メモリはバルクのノーブランド品ですが、デュアルチャンネル動作をしています。


参考価格(当時の価格。大雑把に……)
  • CPU
  • :1.1万円(ファンなしの中古)
  • CPUファン
  • :0.3万円
  • GPU
  • :0.8万円
  • マザー
  • :1万円
  • ドライブ
  • :0.6万円
  • メモリ
  • :0.6万円×2
  • WindowsXP pro
  • :2万円(OEM版)
    です。
    メモリとOS、電源、HDDは以前のサブマシンからの流用なので、単純にPCスペックを上げるのはさほどコストは掛かりません。


    Athlon64の中でも低スペックに入るこの構成のベンチマークは……

    (※細工は一切していません。オーバークロック、ダウンクロックともに全くしていません。また、グラフィックドライバもデフォルト設定です)

    測定環境は、領域1280x1024、32bitフルカラーです。
    OSは、WinXP Pro(32bit)です。


    • HD Bench ver3.3
      メモリの数値から、シングルと比べて2〜3倍の数値が出ています。よって、デュアルチャンネルで動作しているのが判ります。
      グラフィック関係は、上位のGeForceFX並です。これでGeForce6200でもかなりのパフォーマンスがでていることが判ります。
      ただ、DirectDrawの数値が低いのが気になりますが……(汗
      正常だとリフレッシュレートの値がそのまま出るはず…
      CPUは、浮動小数点演算が10万近くのスコアを出しており、Athlon64の中でも低スペックである3000+の実力はかなり高いと言えます。


      画像領域を1024x768にし、そして16bitにしたときのベンチスコアです。
      スコアが上がるのは当然グラフィック関係のみになります。
      DirectDrawの値が正常になるので、GeForce6200では1024x768ぐらいまでしか正常なフレームレートを叩きません。これは、GeForceFX5200でも同様の症状になるので、GeForceの下位スペックの宿命なのでしょう。
      3D系のゲームや動画を見る場合は、ミドルクラス以上ののグラフィックボードを選ぶか、画像領域を落とす、あるいは色数を落とす…などの処置をしないといけません。



    • superπ
      104万桁が50秒と、HD Benchのスコアから言うと妥当なスコアです。正直な所、1分を切るとは思いませんでしたが……




    • 3D Mark2001SE
      値は、9000近くのスコアが出ます。
      一昔前のハイエンドカードのグラボに比べると、同等以上の能力です。
      3D系のゲームでもそこそこの動作はするかと思います。




    • 3D Mark2005
      全く歯が立ちません。
      フレームレートは常に10以下で、完全にコマ落ちしています。
      これだとGeForce7000番台の下位モデルでもアヤシイかもしれません。
      グラボはミドルクラス以上の能力が必要なのでしょうか?



    • 3D Mark2006
      3D Mark2005同様、全く歯が立ちません。
      フレームレートは常に1以下で、コマ落ちどころかほとんど静止画を見せられている…という感じです。
      確かにこういったベンチツールを使うと、最新の上位モデルのグラボを……という心理が働いてしまいますね



    • FINAL FANTASY XI Vana'diel Bench3
      ロー(左)だと5200前後、ハイ(右)だと2900前後です。




    • Crystal Mark2004
      初めて測定しました。やってることはHD Benchとほとんど変わりません。




    • ういんどみるのハチべんちです。
      負荷をかけると逆に高スコアを叩くこともあるので、イマイチ信頼性に欠けますが……
      それでも8500と、結構高いです。
      このグラボだと終盤の処理が結構キツイです。




    • Nitro+の機神飛翔デモンベインベンチマークです。
      スコアは5600辺りです。
      測定時は、かなり快適に動作していました。ほとんど負荷が掛かっていないような処理です。
      初めて測定したので指標がサッパリわかりません。

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