SocketPに対応したCPUで、かつ1066MHzのFSBを換装できます。
まずは下図に示した2箇所のネジを弛めます。
そしてキーボードの部分で、
4箇所のツメを下に下ろします。
その後、マイナスドライバー等を使ってキーボードを引き剥がします。
このときの注意点としては、左右の部分に僅かな凸があってそこにキーボードが引っかかってるだけなのですが、
結構強く剥がさないとキーボードは外れません。
キーボードだけを剥がすと、こういう状態です。
ちなみにCPUの換装では上部パネルを引き剥がす必要はありませんが上部パネルをはずす場合は、
この3箇所のネジを弛めると、キーボード側の上のパネルを引き剥がせます。
キーボードを引き剥がすときと同様、結構強く引き剥がさないと取れません。
そうするとこういう状態に。再度書きますが、CPUの換装では上部パネルを引き剥がす必要はないです。
ざっと見ると左半分にあるクーラーがCPUクーラーで、その先を辿ったヒートシンクがCPU部分です。
その横が、マザーボードのチップで、その末端にGPUがあります。
まず、空冷クーラーを外します。
この部分のネジはプラスドライバーで外せません。
このネジはヘックスローブタイプのネジで、一般的にも売られているトルクスドライバーのT8が必要となります。
次に、ファンからマザーボードへ伸びているコードを抜きます。
そして、少し上に向けて下にスライドさせるような感じで取り外せます。
外すとこんな感じ。
次にヒートパイプとヒートシンクが一体になってる物体を引き剥がします。
このノートPCの左側のカバー部分が邪魔で剥がせそうに無さそうですが、
上図の通り、排気部分の放熱板は下にもぐり込んで入っているだけなので、
CPUとGPUのヒートシンク部分のネジを全部弛めて右に向かって引っこ抜けそうです。
上図の8箇所のネジをトルクスドライバーのT8で弛めます。
次に、GPUとCPU、チップセットのコア部分は熱伝導シートで接着されているだけなので、軽く上の方へヒートシンクを持ち上げて、
コアとヒートシンクの接着を剥がします。
そしてそのまま右へスライドするような感じで持ち上げていけばヒートシンクを剥がせます。
剥がすとこんな感じに。
↑Core2Duo T9600はこんな感じ。"T9600"の文字が見えます。
↑チップセットのコアです。
↑QuadroFX 770Mのコア。
"G96-975-A1"の刻印が見えます。
QuadroFX 770Mはこんな感じでMXMモジュールに挿さっています。
MXMのバージョンも関係しますが、この8530wがQuadroFX 770Mの基盤の大きさギリギリで設計されているので、
他のGPUに交換するのは難しそうです。
CPUの換装はこんな感じで。
ソケットから取り外して付け替えるだけ。最後にソケットを閉めるのを忘れずに。
↑Core2Duo P9600。中古で購入しました。
↑Core2Quad Q9000。中古で購入しました。
クアッドコアということですが、ダイが2つあるのでデュアルCPUの状態が生々しく確認できます。
ネタでQ9000を購入してみましたが、結果から書くと、換装できませんでした。
SocketP、FSB1066MHzは同じはずなのですが、Q9000に換装して起動を試みようとしても、即刻で電源が落ちてBIOSすら立ち上がりません。
BIOSアップデートしてもダメなので、HP EliteBook 8530w Mobile(NB579PA#ABJ)にCore2Quad Q9000の換装は不可能…ということで。
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