- Intelの汎用CPUを搭載し、GPUがワークステーション向けのノートPCです。
17インチモニタで画面解像度は1920x1200と作業性が良い感じです。
一番の長所は、省電力性に優れている点でしょう。
アイドル時で25W前後です。
デュアルモニターにするとアイドル時が50W(+増設したモニタの電力)になります。
3DゲームをしてGPUに負荷をかけると100Wぐらいになります。
基本的にGPUへ負担をかけなければかなりの省電力性が確保され、
3Dゲームなどをすると、ゲームはサクサク動きますが消費電力は高くなりますよ…という状態です。
- OSはWindows7 Pro x86
個人的にPCでやってる作業がどうしてもx64だと慣れないので、x86を重宝してます。
要はx64を嫌う人向けのOSです。
32ビットOSのため、メモリの増設において大きな制限を受けます。
OSのメモリ管理領域は3GBまでで、これ以上のメモリを増設してもOS管理外領域となります。
そのため、4GBまでのメモリの増設を考える人が多くなるでしょう。
- メモリ
出荷時の状態では204Pin DDR3 1333 SO-DIMM 2GB CL=9が付いています。
32ビットOSのため、メモリの増設において大きな制限を受けます。
OSのメモリ管理領域は3GBまでで、これ以上のメモリを増設してもOS管理外領域となります。
8GBのメモリを増設しても5GB分がOS管理外領域になります。
メモリスロットは2つあり、同じメモリを2つ挿すことによってデュアルチャンネル動作できます。
- CPUはCore i7-640M
デュアルコアCPUでHTによりOS上では4スレッドになります。
この世代のIntelのモバイルCPUではシングルスレッドの処理能力が高いCPUになります。
マルチスレッドに慣れないWindows7では、スレッド数が増えるとパフォーマンス低下する傾向があるので、
Core i7-640Mという選択は良い感じだと思います。
- HDDはWesternDigitalのSATA 7200rpm 320GB 2.5インチHDDで黒ラベルです。
シーケンシャルRead、Writeともに100MB/sぐらいなのでHDDの能力としては申し分ないレベルです。
- GPUはnVIDIA QuadroFX 2800M。
VRAMは1GBで、MXMモジュールで増設されています。
解像度は最大1920x1200。快適な広さです。
17インチモニタで10pxぐらいのフォントでも難なく読めます。
nVIDIA QuadroFX 2800Mの性能を見ると、
G92M-A2なので、GeForce9800GT(GeForce8800GTも同じ)がベースになったモバイルGPUになります。
GeForce9800GTとの違いは、シェーダユニット数が112から96へと少なくなっています。
また、メモリクロックが高くしそのためにメモリバンド幅が57.6GB/sから64.0GB/sになります。
パイプライン数は同じです。
また、Quadroという性質上、DirectXに特化せず、OpenGLに特化したドライバになります。
GPUzで見ると、アイドル時のクロックは随分落ちます。
ノートPCのグラフィック性能…という部分では十分すぎるぐらいのレベルです。
大体の3Dゲームでも問題なく動くと思いますが、
これで満足できない人は素直にデスクトップPCで。
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