元CPUはCore i7-640Mで、新しくCore i7-740QMに換装します。
実際から言いますと、Core i7-740QMへ換装するのは実質的にスペックダウンしています。
今のところ、1スレッドの処理能力の高いCPUの方で有利に働く人が多いと思いますし、
8スレッドもあるCore i7-740QMが有利に働く環境というのは、限られた人だけ…だと思います。
管理人の場合は、ネタでCPUを交換してるだけで実際の使用はCore i7-640Mを使用しています。
Core i7-740QMのような4コア8スレッドもあるCPUへ換装するのはあまりお薦めしません。
メモリの換装で上図のところまで分解しました。
ここで内部をよく観察します。
左上のファンは空冷ファンで、そこから下と右へヒートパイプが伸びています。
どちらかがGPUでどちらかがCPUになります。
右側は、ヒートシンクの下側にMXMスロットが露出していますのでQuadroFX2800Mだとわかります。
そして左下のヒートシンクがCPUだとわかるでしょう。
ヒートシンクは右側と左下側でセパレートになっています。
CPUを取り外すにはまずヒートシンク部分を外さないといけないのですが、
CPUのヒートシンクの先にある放熱板が左側のカバー下に潜り込んでいる構造になっているため、
GPUのヒートシンクを取り外してから、CPUのヒートシンクを取り外すという順番になります。
まずは空冷ファンと一体になっているGPU側のヒートシンクを取り外さないといけないのですが、
空冷ファンとGPUのヒートシンクが上部パネルの下に潜り込んでいるため、上部パネルを取り外さないといけません。
裏側のバッテリを取り外した状態で、上図の3つのネジを弛めます。
そしてキーボード側の上部パネルを強引に剥ぎ取ります。
そうするとこういう状態になります。
空冷ファンが意外に巨大でした……。
空冷ファンの2つのネジと、GPUのヒートシンクの4つのネジを弛めます。
そうすると上図のようにヒートシンクと空冷ファンの部分を取り外せます。
次にCPUのヒートシンク側の4つのネジを弛めます。
そうするとCPU側のヒートシンクを取り外せます。
"i7-640M"の文字が見えます。
ダイが２つあるのは、片方がCPUのコアで、もう片方がIntelのグラフィックプロセッサになります。
この8740wはグラフィックプロセッサにQuadroFX2800Mを使用していますのでIntelのグラフィックプロセッサは無駄なハードウェアということで。
Core i7-740QMに換装しました。
ダイが1つしか見えないのはIntelのグラフィックプロセッサが統合されていないからです。
これでCPUの換装は終了です。
余談になりますが、QuadroFX2800Mのコアです。
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