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薄型ノートPCのHDD換装の記録


持っているのは、PanasonicのLet's noteでCF-R2です(大きさは24cm×18cm×2.2cmというノートPCでも小さい方の部類に入ります)。多分ですが、薄型ノートPCのHDD換装は他のとも基本的には変わらないかと思います。
写真は、ノートPCの背面を写しています。

通常、ノートPCのほとんどの仕様は、裏側のネジ止めされているカバーを外すと、HDDが取り出せるようになっています。 ……が、見ての通り、この薄型のノートではHDDが格納されてる部分にカバーが存在せず、HDDを換装することは不可能になっています。

唯一、取り外せるカバーは、メモリが格納されており、メモリの増設ぐらいは誰でも出来るようにはなっています。しかし、本当にメモリの増設だけですね……
写真のモノはすでに増設済み状態です。
元に付いているRAMは基盤上に直付けされている仕様になっていました。RAMのチップはSAMSUNG社というムダに豪華な仕様です。

ここで、目に付く限りのネジを外していきます。

ネジを外したのはいいのですが、ここから進展しません(汗
力任せに開けようとしても、ビクともしません(泣

途方にくれて何気にキーボード部分を見てると……

こんなトリックが隠されていました。
ノートPCを分解するのは初めてなので、何か新鮮です。

キーボードの部分を完全に外したいのですが……ちょっとムリみたいです……。これが作業の邪魔になっていて苦労します。

ここでも、目に付く限りのネジを外していきます。


中央にあるのは銅板です。ヒートシンクの役割をしています。
放熱性に優れているので、当然と言えば当然の処置でしょう。勿論、放熱しなければならないものが下に隠されています。
ヒートシンクの真上はキーボードになっており、そのため通気性も良いです。
そういった部分を考慮して作られている…と判ります。
CPUファンはなく、PC内全てを見てもファン類は一切ありません


ネジを完全に外さないといけないので、勿論ヒートシンクも外します。

写真中央に位置しているのはCPU(Pentium-Mの900MHz)です。 ノートPCのため、当然の選択でしょう。消費電力は当時としては低いですが……。
左側に見えているコアは、Intel 855GMチップセットのコアです。 ATXマザーボードを見慣れているせいか、チップセットのコアが露出している姿を見るのは新鮮に見えます……。

ちなみにCPUは基盤に直付けされているので、CPUの換装は不可能です。

ここで、基盤を繋いでいるコードを外します。
写真では見難いですが、ピンクの○で囲っている部分です。
この部分を外さないと、分解時に断線します。

ついでに書くと、この配線は内蔵スピーカーのものです。

慎重に上下に引っ張って開けます。
ちなみに、結構固いので簡単には外れませんでした……

そして、ようやくHDDが出てきました〜〜
というか、HDDの規格外の小ささに涙した……(理由は最下にあります)

2.5インチHDDを事前購入していた私は負け組です(泣

HDDは簡単に外せます。
しかし、コードが基盤に直付けで、しかもコードが伸びないので外す時は気を付けないといけません。
更に、キーボードが外せない(多分外せるだろうけど…)ので最大に上をズラしても写真の通りにしか上の部分がズラせません。

新しいHDDは、これまでと逆の順番を辿って行けば、換装終了ですw
感想としては、ネジの種類が4つもあるのが、かなり疑問です。どういった意図があるのか判りません。換装自体は別段苦労もなく簡単に出来ました。

最後に、HDDの換装を考えている人へ
新しいHDDにリカバリー領域は当然ありません。リカバリーディスクしかない場合は、Windowsのパケ版を購入の上のことを御了承願います。



余談

ついでにHDD3兄弟登場。

左 :3.5インチHDD
中央:1.8インチHDD
右 :2.5インチHDD

1.8インチHDDの存在を知らなかった私は、2.5インチHDDを買うという無駄な出費をさせられました。どの規格のHDDは、予め分解して知っておけ…ということですね。

40GBの2.5インチHDDが8000円というアホな勉強代を払いました。
ちなみに、全てコネクタの部分が違うという親切設計です。

規格乱立バンザ〜〜イ(糞

1.8インチHDDをゲットォォオオオオーーーー!

…………ん?????

アレレェ??何か違うゾォォォオ〜?
つーか、コネクタちゃうやん!

同じ1.8インチHDDでも、
東芝製と日立製はコネクタ部分が違うというワナ。

日立製1.8インチHDDが1.6万円という勉強代を払いました〜〜
いい加減にしてくれ……(泣